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Posted by ミリタリーブログ at

夏なのでこういうの

2017年08月14日

夏だし、今回はちょっと違う話。
スピリチュアルな内容でお送りします。

尚、以下の方は読まない事をおススメ
します。

1、長文ダメな方。
2、現在入院中の方。
3、シックスセンスな方、そっち強い方。
4、夜、一人でおしっこに行けない方。

入院当時、持っていってたノートPCの
中から日記?走りのデータが出てきた。
ヤな事思い出した。2014年冬、


ホロフカがブログを始める少し前の話、
首を痛めて入院していた時の話。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は朝の「マッサン」を見るのが日課で、
ミリなDVD見たり、ミリな雑誌読んだり、
ミリブロの開設に向けて記事を書いたり
それこそミリタリ三昧で過ごしていた

↑※ココでミリタリ終わり。

患者の中に、ずっと喋ってる長期入院の
オバサンがいた。それこそ口に飯が
入ってる時以外はずっと喋る人。

おしゃべりにはおしゃべりな仲間が
集まるもので、ロビーや喫煙室で何事か
ずーっと話をしている。暇なのだろう。


私は「自分のペース」ってのを大事に
したい性分。基本賑やか好きなのだが、
あえて仲間には入らなかった。
仲良くなるとベッドまで話に来るらしい。

ある日の夜。


ナースコールが鳴ってバタバタと看護婦
さん達の走る音が絶えない夜があった。

外科なので救急車で結構キツイ状況で
来る人もいる。家族の泣く姿はこれまた
キツイ、オペの結果が出る前に
そこから立ち去ってやるのが入院患者の
暗黙だったりする。

その日は特に足音が激しかった。行ったり
来たり何往復も、何往復も。ひどい違和感が
あったのを覚えている。

当然、翌朝はその話題でオバサン軍団は
持ちきりとなる。「足音うるさかった」
「寝れやしない」私はと言えば寝つきは
すこぶる良い人間。いつの間にか寝たらしい。



でも気になったのは朝の雑談に出てくる
「あの子」という単語。ここは大人の
病棟、子供なんかいない。「あの子」とは
娘さんとか若者を指すんだろうか?
気になったのでオバサンと話・・・

したかったけど止めた。なので、

何の気無しに検温に来た看護婦さんに聞いた。
「昨日、子供とか夜中に何かありました?」
「え?子供なんかいませんよ?」
ニッコリ微笑むその顔にはっきりと「ウソ」が
読み取れた。採血もウソも下手なのかよ。


それ以上は、、一気に違和感、不審さを感じ
口を閉じる。「マジかよ」が率直な意見。。

その夜の事。

例のオバサンがおしゃべり仲間と消灯前、
ロビーで話していた。はっきり「あの子」と
言っている。「今晩来る」とこれまた
はっきり聞こえた。

いよいよ詳しく聞いてみたくなった。
意を決してオバサンに話を聞こうとした時、

「うるせぇぞ!婆ぁ!」怒鳴り声が響く。
ロビーの雑談のボリュームに耐えかねて
どこかの爺さんがキレたらしい。

結局、オバサンに話しかけるタイミングを
失い消灯時間。自分のベッドに戻った。

昼間の看護婦さんのウソ、あの子、今晩来る、
ベッドに潜ってそんな事を考えてしまう。
0時を回っても寝付けやしなかった。

「びーびー、びーびー」
ナースコールが鳴ったのはその時だった。
私の部屋のさらに奥の部屋だ。

あの子が来る?血が沸くのか凍るのか、
皆も人生で一度は味わうあの怖い感覚。
看護婦さんが奥の部屋へ行く足音がする。



大抵の人はこういう状況になれば耳を塞ぎ、
出来るならオダイモクを唱えるのだろうが、
私という人間は、なぜそうしたのか、
今となっては判らない。ゆっくりベッドの
カーテンを少しだけ開け、廊下を覗いた。

好奇心なんて蛮勇ではなく、得体の知れない
物に対し、訳も判らず怖がる歳でもないので、
「見てやる」ってのが強かった。
見たものが怖くて怖がるなら筋が通ると
言うかなんと言うかだ。説明出来ない。

「びーびー、びーびー」またコールが鳴る、
逆光で見ずらいが、さっきの
奥の部屋に向け、ステーションの方から
2人の看護婦さんが何事か話しながら
こっちに歩いて来る音がする。



逆光だが2人は2人、よく知る看護師だ。
―「あの子」なるものはいない。
確認すれば充分、覗き見がバレても面倒
なのでカーテンを閉め、ベッドに戻る。

奥の部屋に行く為、部屋の前の廊下を
通った時だった。

強烈な違和感と得体の知れない出来事への
息が止まる程の恐怖。物音一つたてたく
なかった。

足音が聞こえた。はっきりと3人分。

”ぺたぺたぺた”

明らかに大人のソレとは違う
歩幅の狭い裸足の足音。。。


カーテンなんか開けられない。奥の部屋
から2人が帰って来る時は目を閉じ、
耳穴に指を突っ込んで通過を待った。
足音なんか聞けないよう無言で無心で。

その日のナースコールはコレで終わった
・・・のか、



ベッドの中でとにかく携帯を開き、
Gショックのライトを照らしながら光や
明かりに守られようとした、気が付いたら
寝ていた。ホント、自分の寝付きに感謝。

こういう話にオチや後日談は付き物だが、
私はあのオバサンに接触はしなかった。
お化けより面倒な事になりかねない。

それからは消灯PM8時には寝られる様に
昼は寝ない、消灯前のジュースも止めた。
お陰で0時にナースコールに気が付く事も
なく朝まで快眠。やっぱり寝付きに感謝。

看護婦さんにあの夜の足音を確認したり、
過去の事件・事故を探ったりしない。
アッチ側の病院に転院させられかねない。

奥の部屋の人がどういう人でどうなったか
なんて知りたいとも思わない。

だからこの話はここでおしまい。


でも確かに足音を聞いたのも事実なんだ。



軟式らしくないのでオチ。↑

  

Posted by ホロフカ at 08:51Comments(10)雑談・その他